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無料・無制限の強力なクラウド型音楽サービス『Spotify』 6月 22, 2009

Posted by hyhy in 音楽, 技術情報.
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すべてのメジャーレーベルの曲と多数のインディーズ曲を対象とし、クラウド・コンピューティングをベースにした音楽サービス『Spotify』が、上記の動画にあるように、間もなく『iPhone』で利用可能になる可能性がある。

もしiPhone版がパソコン版と同様のものなら、『iTunes』に似た強力なインターフェースを通じて大量の無料音楽にアクセスできるので、 iPhoneユーザーにとってデフォルトの音楽再生アプリになるかもしれない――ただし、サービスにアクセスできる国に住んでいるなら、という条件付きだが。

条件が整えば、Spotifyは、世界のあらゆる音楽を網羅したiTunesに近い使用感を提供する。Spotifyに比べたら、どれほど幅広く取りそろえた音楽コレクションでさえ、虫食いだらけのように見えてしまう。こうした比較は、「音楽をダウンロードすることはディスク領域の浪費だ」という考えを強力に支持するものでもある。

Spotifyは2008年夏に登場して以来、すでに英国、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、フィンランド、ノルウェー、スウェーデンで圧倒的な人気を博しており、当初からiPhone版のリリースも切望されてきた。上の動画(『TechCrunch』経由)は、iPhone版がパソコン版の大部分の特徴を含むことを示している。[Spotifyのクライアントソフトは現在、Windows版(Windows XP/Vista)とMac版(Mac OS X 10.4.0以降)がダウンロード提供されている]

Spotifyをまだ使っていない人がいるなら、その主な理由は自分の国で正式に利用できないからかもしれない(あるいは、これまで誰からも招待されなかったという可能性もあるが)。Spotify社は、4大レーベルの英EMI Group社、ソニー・ミュージックエンタテインメント、米Universal Music Group社、米Warner Music社のほか、独立系の『Merlin』[NPO]、米Orchard Enterprises NY社、スウェーデンのBonnier Amigo Music Group社との間で、数ヵ国を対象に合法的なサービスを提供する契約を結んでいるが、その対象国に米国は含まれていない[現時点では日本からも利用不可]。

楽曲を再生している間、ある程度バックグラウンドでデータがロードされるので、曲を飛ばしたり、曲の特定の部分にジャンプしたりでき、操作時の音の途切れもほとんど気にならない。Apple社は、アプリ開発者にiPhoneのストレージ容量を2GBまで使うことを認めているので、Spotifyのこうした機能はiPhone版でも実装されるはずだ。

同サービスの無料版は、数曲おきに広告が挿入される。広告が入らない有料版は、月額利用料が10ポンド[約1400円]、または各国通貨での相当額となっている。

同サービスを運営する英Spotify社は現在、スマートフォン向けOS『Symbian OS』の開発者を募集しているという。[リンク先の記事によると、具体的にはNokia社が開発したSymbian OS用のアプリケーション・プラットフォーム『S60』とC++を扱える開発者が対象]。したがって、S60を採用するスマートフォン向けの Spotifyも、近く登場する可能性がある。

ただし、スマートフォン向けの話はすべて、米Apple社や、米AT&T社や他の携帯電話事業者がSpotifyのサービスを許容しない限りあり得ない。Apple社はこれまで、音楽のサブスクリプション・サービスに抵抗してきたことで不評を買っていたので、その流れからすると、 iPhone用のSpotifyアプリは認めないように思える。もしSpotify上で聴きたい曲をすべて聴けるようになれば、ユーザーはわざわざ音楽を購入してダウンロードしたいとは思わなくなるかもしれない。

だが一方、Apple社はこれまで、[『iTunes Store』と競合するような]破壊的な音楽アプリに対しても寛容だとして称賛も得ている。Apple社がSpotifyに対し、有料サービスの売り上げの30%という標準的な手数料か、同等の広告収入を要求する方向で認めるのではないか、と予想する人もいる。

参考サイト

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